アレルギー性鼻炎の日帰り手術 下鼻甲介手術 南新宿クリニックアレルギー専門サイト

(当院では2021年4月現在コロナ禍のため、一旦中止しております。夏以降に感染が収束したら再開予定で、その際は告示したいと思います。)

季節性アレルギー性鼻炎にオススメ・手術の手順・注意事項・メカニズム(粘膜の変性)

下鼻甲介手術って?

 アレルギー性鼻炎鼻炎の主な症状に鼻づまり(鼻閉)がありますが、鼻づまりといっても鼻水が止まらないというだけでなく、鼻の粘膜が花粉やほこりなどのアレルゲンに反応して鼻の中が腫れることでも起こります。

鼻の中には、入口から順に下鼻甲介、中鼻甲介、上鼻甲介という3つのヒダがあり、アレルギー性鼻炎の場合、下鼻甲介の粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなることで鼻づまりが症状として現れます。

鼻づまりはくしゃみや鼻水と比べて薬が効きにくいことがあります。厄介な症状の鼻づまりですが、下鼻甲介手術を行うことで鼻の粘膜を焼灼して、アレルゲンに反応しにくい状態に変性させて症状の改善が期待できます。

下鼻甲介手術には、高周波ラジオ波やCO2レーザー、アルゴンプラズマなどの種類があります。

下鼻甲介手術はこんな方におすすめ

※当院では中学生以上の方から下鼻甲介手術の相談が可能です

 年間を通して鼻づまりの症状が強い

 薬では十分に症状を抑えることができない、薬を減らすと症状が元に戻る

 なるべく薬を使用しないで治療したい

 受験を控えている(術後一時的に症状が悪化するので受験シーズン前に)

 ・妊娠予定、授乳中で薬を長期には使用したくない

 当院での下鼻甲介手術は高周波ラジオ波手術を行っております。手術といっても、入院の必要はなく日帰りでの手術が可能です。

下鼻甲介手術の作用

 高周波ラジオ波を下鼻甲介の粘膜にあてて表面の状態を変性させることで、粘膜の表面でアレルギーに反応しやすくなっている場所を減らしてアレルゲンに反応しにくい状態を作る治療です。

表面を焼灼することで、粘膜が縮んで硬くなり、腫れが引いていきます。また一時的に鼻の中にかさぶたができたり、鼻水が増えることがありますが、3~4週間経過するころには、新しい粘膜が形成され症状の軽快が見込めます。

手術の手順

 下鼻甲介手術の治療は、薬を処方された量を正しく飲み続けることが難しい場合や、眠気などの副作用が問題となる方、薬の効き目が表れにくい場合に下鼻甲介手術をオススメしています。  

下鼻甲介手術を受けるには、一度診察を受けていただき、症状を聞いたり、鼻の中の状態を確認した上で治療を行います。治療後には、鼻の中の状態や症状の具合を確認するために診察を行っています。

下鼻甲介手術の流れ

 1回目

症状の診察・手術の予約

これまでの治療状況や薬の服用状況などを問診します

高周波で症状の改善の効果が出るか、鼻の中をファイバースコープ(内視鏡)等で診察します

手術可能な場合、アレルギー性鼻炎の評価や血液が固まりづらい病気などがないかを確認するための採血検査を行います(結果説明は次回来院時)。手術実施日の予約を取っていただきます。

当院では平日14:30-15:10に予約制で行っております。一度ご相談ください

 2回目

下鼻甲介手術の実施

ご予約いただいた日にご来院いただき、まずは鼻の中を掃除します。
同時に採血結果などもお話しします。

麻酔を含ませた綿ガーゼを鼻の中に入れ、10-20分程度院内にてお待ちいただきます。

麻酔が効いたら、下鼻甲介手術を行います

手術後、注意事項の説明を行います

基本的に当日の入浴は避け、シャワーにしていただく、飲酒は控えていただくなど

身体を温めたり血流の良くなることはお控えいただきます

手術後には、鼻の中にかさぶたができたり、色のついた鼻水がたまりやすくなるため、

一時的に鼻づまりの症状が見られることがあります

3回目

手術後の診察

手術から1週間後に来院いただき鼻の中のかさぶたや鼻水の清掃をします

少しずつ鼻をかんでも大丈夫ですが、ご自身でかさぶたを取らないようにしてください

無理に剥がすと、出血したりかさぶたを繰り返して鼻づまりが悪化することがあります

4回目・5回目

かさぶたの清掃・術後経過の確認

2週間おきに残りのかさぶたの清掃や違和感が無いかを含めて診察をおこないます

このころには一時的な鼻づまりの症状も解消されているでしょう

注意事項

手術当日は、入浴を控えてシャワーを浴びる、飲酒を避ける、激しい運動を避けるなど血流の良くなることは避けて下さい。

下鼻甲介手術は鼻粘膜を変性させてアレルゲンに反応しにくい状態にする治療です。
鼻の粘膜は1~2年程度掛けてゆっくりと元の状態に戻っていくため、1回治療を行ったから生涯症状が無くなるというわけではありませんが、1~2年は症状の改善が期待できます。鼻粘膜が元の状態に戻るまでの期間は人それぞれで異なります。

※以下の場合は治療できませんのでご了承ください※

・緊張しやすい、採血が苦手
・鼻の中がまだ狭いお子様
・局所麻酔にアレルギー反応がある
・手術中に安静が保てない
・出血しやすい病気や全身に重篤な病気がある
・風邪をひいている

編著
日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医 木村暁弘
日本アレルギー学会 アレルギー専門医 木村絢子